情報提供:大阪府立成人病センター

大阪がん情報提供コーナー

続がん50話 看護・薬剤編

08 セカンド・オピニオン

大阪府立成人病センター副薬局長
丁元鎮

セカンド・オピニオンとは、診断や治療に関する主治医以外の医師の意見。また、そのような意見を求める行為のことです。主治医にすべてを任せるという医師と患者の関係を見直し、複数の専門家の意見を聞くことで、より自分に適した治療法を患者さん自身が選択していくべきだという考えから生まれました。

近年、治療効果に加えて患者さんの「生活の質」が重視されるようになるにつれ、がん治療や精神医療の投薬治療において特に注目されています。

「そんなことをするのは主治医に失礼では」と思う人もいるかもしれません。しかし、インフォームド・コンセント(説明と同意)の本質をわきまえている医師ならば、最終的に治療法を決めるのは患者さんやその家族であることを十分に認識しています。インフォームド・コンセントとセカンド・オピニオンは硬貨の裏表のようなものと言えるでしょう。

あなた自身の治療法について迷いを感じたら、セカンド・オピニオンを利用してみてはいかがでしょう。

セカンド・オピニオンを求めるには、まず主治医に「診療情報提供書」を作成してもらいましょう。そうすることで、意見を求められた別の医師が、あなたのこれまでの治療経過や病状の推移を把握し、適切な助言をすることができるのです。この時に新たな検査が必要となることもあります。

なお、セカンド・オピニオンは診療ではなく、相談ですので、健康保険の対象とはならず、費用は自己負担となります。詳しくは現在かかっている病院にお尋ねください。