情報提供:大阪府立成人病センター

大阪がん情報提供コーナー

続がん50話 看護・薬剤編

12 外来の抗がん剤治療

大阪府立成人病センターがん看護専門看護師
田口賀子

「外来で抗がん剤の点滴をした後、歩いて帰れますか」とよく聞かれます。抗がん剤治療では、副作用で気分が悪くなったり、吐いたりというイメージがあるようです。しかし、実際には吐き気止めなどの副作用対策をしっかりとしますので、点滴を終えてすぐに帰宅することができます。また、最近では飲み薬タイプの抗がん剤もあります。

外来では外来化学療法室のベッドやリクライニングチェアで点滴を受けていただきます。点滴中に飲食したり、雑誌を読んだりすることもできます。ご家族と話をしながら治療を受ける方もおられます。

では、外来で抗がん剤治療を受けている方は日常の生活でどのようなことに気をつけなければいけないのでしょうか。

入院中であれば看護師が決まった時間に血圧や体温を測り、具合の悪いところはないか、24時間見守っていますが、通院で治療を受けられる方はご自身で体調管理をしなければなりません。飲み薬であれば飲み忘れがないように気をつけなければなりません。副作用を未然に防ぐために予防対策をとることも必要です。また、体調が悪い時や症状が出た時にどうすればよいのかをよく知り、準備しておくことも大切です。

仕事と治療を両立している方も多くおられます。自分の生活スタイルに合った療養計画について、看護師ともよく相談しておきましょう。